サイクリングを趣味に

 


 ここ3ヶ月ほど、購入したばかりのクロスバイクでサイクリングに勤しんでいます。愛車は写真に挙げたクロスバイクサイクルベースあさひプライベートブランド「プレシジョンスポーツ」(通称プレスポ)です。購入時期は10月の頭。この頃、漠然と自転車を欲しがっていたところフォロワーから助言を頂き、即日近所のあさひで購入してお持ち帰り。5万円前後の低価格帯のクロスバイクの中では最安値(4万円程度でかつサイドスタンド付)のクロスバイクでした。

 週末は気が向けば「プレスポ」に乗ってサイクリングへ出掛けます。2連休なら1日で戻れる距離を、3連休なら2日で戻れる距離を走ります。1日の走行距離の目安を約100kmとし、1日なら100km、2日なら200kmを目安に走ります。これは自分の体力を鑑みて、週明けの仕事に支障を来さない程度の疲労で済む距離です。


 サイクリングに関する数字は、スマートフォンのアプリ「RunKeeper」で記録しています。元々ジョギング用に使っていたアプリですが、モードを切り替えればサイクリングやウォーキングにも流用できました。このアプリを使えば走行距離、走行ルート、消費カロリーなどの様々なデータを記録でき、それらは「走行ペースの試算を間違えた」「栄養の補給が足りなかった」と、次回のサイクリングに活かせます。

 例えば上図のケースでは、ルート上の高低差を度外視していたことが最大の失態でした。箱根の登り坂が急なことなど自明の理でしょうが、自分は全く以て意識しておらず、たいへん体力を消耗する結果になりました。また箱根以前にも、秦野市で大きな登り坂がありました。これらの高低差が如何に大きかったかはRunKeeperを見れば一目瞭然であり、以後はルート設計時になるべく高低差の少ないルートを選ぶようになりました。



 さて、そもそものサイクリングの目的ですが、一に全国一宮巡拝、二に運動不足解消、三にストレス解消です。全国一宮巡拝については下記の記事をご参照ください。

  「全国一宮巡拝」とは - のーみそとろとろ

 この全国一宮巡拝の続行こそが、自転車を必要とした最大の理由です。大学時代は愛車スーパーカブ90に乗って全国一宮を巡拝していたのですが、現在はその脚が無く、如何にして巡拝を継続しようかと悩んでいた矢先、飛び込んできたのが自転車という選択肢です。関東近郊の未参拝の一宮を巡拝するのに、自転車は都合が良かったんですね。

 次に運動不足の解消です。平凡にサラリーマン生活を過ごしていると身体を動かす機会は少なく、言うまでもなく体重に変化が現れました。外回りが業務の大半を占める営業職と言えども、移動の大半は自動車を用います。それ以外に至ってはデスクワークや分析作業など、まるで脂質や糖質を燃焼しない業務です。そりゃ太るはずです。こうした現状を打破するためにも、自転車は都合が良かったのです。

 最後にストレス解消です。これは当初想定していませんでしたから、副産物ですね。手の届く範囲にメディアが無い状況。これが意外と心地いい。注意散漫が引き起こされず、ぼーっと、風景や目に映るモノを眺めたり眺めなかったりしながら、考え事に耽ることができる。時間を無用に、贅沢に使う。すると軽いストレスは有耶無耶に消える。


 兎にも角にも、現状自分にとってサイクリングを行うメリットは大きく続行する価値があります(そう自信を持って言い切るのに3ヶ月を要した訳ですが)。少なくとも関東近郊の全国一宮巡拝を終えるまでは、あるいは自転車で行ける範囲の一宮を巡拝し終えるまではサイクリングを続行すると思います。総数約110社のうち巡拝済みが約90社。残り約20社のうち、少なくとも自転車で回れそうな約10社を参拝するまでは継続するでしょう。

 とは云え飽きっぽい性格で、急に辞めてしまう可能性は無きにしも非ず。まあ、少なくとも3ヶ月は続いた趣味ですから、その際にはお目溢しくださるようお願いいたします。