卒業旅行17,18日目(トルコ・カッパドキア)

水タバコすーはーすーはー


今回はトルコ中部のカッパドキア地方の日記です。おそらく日本人が知っているトルコの地名では、イスタンブールアンカラの次に有名なんじゃないでしょうか。今回、カッパドキア地方では主にギョレメの岩窟地帯を2日かけて散策しました。



カッパドキアで宿泊するホテルは岩窟の様相です。Booking.comの予約画面で部屋の様子を観ても、部屋の壁は削られた岩肌でした。


この地方の景色はまさに絶景。ホテルの屋上から見える景色も、期待に違わず絶景と呼ぶに相応しいものでした。田舎の街並みにそびえる岩窟は圧巻です。


それにしてもホテルの兄ちゃんが面白い。誰に教わったのか「なんでやねん」を連呼。名前を聞くと「マイネームイズ高田純次」と自称。英語を話せる癖に話せないフリをして我々をおちょくるお茶目な奴です。どうやら彼はネヴシェヒルの大学に通う学生で、空いた時間にこのホテルでバイトをしているらしい。


ところでホテルのねこがかわいいです。トルコ国内を歩いていると至る所に猫や犬がいて、躾がしっかりしているのか、非常に大人しく人懐こいです。このホテルにもねこがいて、たまに自室に侵入してはあざとくめざとく媚を売って来ました。ねこの首元と下腹部のふにふに感はたまらんね。



初日は近くの野外博物館に行きました。なんと国際学生証を提示すれば無料で入場できるんですね、ここ。今までと同じく岩窟地帯ですが、この辺りは紀元1世紀ごろから1000年ほど、クリスチャンの僧侶の修行場だったそうです。托鉢と寄付で生活していたと聞くとお坊さんみたいですね。


しかし皆で観て回るには面白味に欠ける。聖人名や各修道院内の設備、フレスコ画の内容など解説されても、ほとんどの場所が同じ様式や構図。またダイニングと礼拝堂、聖母子像とラザロの復活とマルタ十字架かよ、と飽き飽きした雰囲気になってきたのでスタコラサッサだぜ。雨も降り始めたところでこの日はホテルに退散です。


ホテルの屋上から観る夜のカッパドキアも、これはこれで綺麗です。



2日目は現地ツアーに参加しました。ギョレメのパノラマ、デリンクユ地下都市、ウフララ渓谷、ヤプラクヒサルのパノラマ、セリメ洞窟修道院跡、ウチヒサル、オニキス加工現場などを英語ガイド付きで観て回りました。


個人的には、デリンクユ地下都市が面白かった。2000年以上も前に全長数kmの地下都市が作られ、そこで人々は自給自足の生活をしながら敵から身を守り、時には迎え撃っていた。宗教活動や教育も行われていた。そんな跡が各所に残っていた。凄いです。


その他の写真も貼っておきますね。


その日の夜は、水タバコを吸いに行くグダグダと、ベリーダンストルコ人女性の腹踊り)を観に行くグループに分かれ、自分は水タバコを吸いに行きました。ベリーダンスグループはアツい夜を過ごしたようですね^^


水タバコのお店の料理は、今まで行ったお店では出なかった本格的なトルコ料理でした。ラム肉のシシケバブ、トルコ産チーズの春巻き、壺で煮込んだ肉料理、ザクロの酢漬けなど、名称はわかりませんが不思議な食べものばかりで、当たり外れはあれど面白い経験でした。


水タバコは水タバコで、普段タバコを吸わない自分には感想を持つのが難しかった。少し勢いよくコポコポと吸い上げ、口内にフルーツの香りが溜まったところで吐き出すと、喉の奥がモヤモヤする。中毒性はなさそうだった。水タバコってこんな感じなんだーと不思議な気分になりました。



今朝はホテルよりバスでネヴシェヒル空港に向かい、それからトルコ航空イスタンブールに向かいます。イスタンブールが卒業旅行で最後の集団行動の地となります。それではまた、帰国日近くに。