卒業旅行6,7,8日目(イタリア・ローマ)

ぺるめっそ! めっそ!


フィレンツェ行き超特急(EuroStar)からぼんじょーるの。ぶっ殺すと心の中で思ったらその時スデに行動が終わっているととろです。ローマは一日にして回れず。ここ3日間はひたすら人ごみを掻き分けながらローマを歩き続けました。ジョジョ立ちだけ見たい人はコロッセオの項目までボラーレ・ヴィーア(飛んでいきな)!


ローマは様々な漫画や映画の聖地です。コロッセオジョジョグラディエーター、スペイン広場やバルベリーニ宮はローマの休日、カラカラ浴場はテルマエロマエ、サンピエトロ大聖堂は天使と悪魔、その他にもたくさんの聖地であろう文化財がゴロゴロしています。


聖地以外にも、エジプトから略奪したオベリスク象形文字カルトゥーシュが残っているものも)の数々(ローマには13本あったはず)、ミケランジェロの大作が描かれたシスティーナ礼拝堂など、見どころはたくさんあります。イタリア語訳の日本漫画専門店StarShopもあります。


これらのたくさんの文化財を観て回るには、ローマパスがあると非常に便利です。25ユーロでローマパスを買えば、ローマ市内の公共交通機関が3日間乗り放題になり、観光施設2箇所にも無料で入場できます。買ってよかったローマパス!(誰がローマ市の回し者だと)。そうは言っても街を何周かするくらいは歩いてます。


主な食事は、朝はホテル付帯のパンとジャムと本格的なカップッチーノ、昼は切り売りでお買い得なピッツァ、夜は同じくピッツァとスーパーで買うお菓子とジュースです。スーパーの食べ物にしても、日本にない変わったものがあって結構楽しめます。オリーブオイル味のポテチとピーチティが美味しかったです。



初日は大阪の西成区より治安の悪いサレルノからintercity(快速列車)に乗りローマテルミニ駅へ。intercityの内装がメローネの乗っていた客席にそっくりだったので、今度intercityに乗る時はメローネ座りもしてみたいね。


コロッセオでは闘技場の地下部分を眺めていました。ディスカバリーチャンネルの拷問と処刑の歴史によると、コロッセオ地下部分には奴隷による人力エレベーターが多数設置されており、運営側の指示により猛獣や戦車を昇降させることが可能だったそうです。剣闘士にとって全方位に敵出現の可能性はさぞ脅威だったことでしょう。


ここでのジョジョ立ちは説明するまでもなく超有名なディアボロの試練とナランチャの最期です。一応説明しておこう。ミミズのように這い上がってくる過去をバラバラにしようと覚悟しディアボロに入れ替わるドッピオ立ちと、死亡フラグを立てた直後に柵で串刺しにされるナランチャのポーズ(肉体はレクイエムによりジョルノと入れ替わり)です。心で理解してるよね。


ねこと魂が入れ替わりそうになった。


この日はトレヴィの泉、スペイン広場、ポポロ広場を経由してホテルに落ち着きました。トレヴィの泉でコイン2枚投げる奴(好きな人と結ばれる願掛け)はリア充。非リアは1枚(またローマに来たいな!)だろ常識的に考えて…。ちなみに3枚投げると嫌いな人と離別できます(京都の安井金比羅宮みたいですね)。



翌朝はカラカラ浴場へ行きました。ローマ帝国の大銭湯、いわゆるテルマエロマエ(ローマの風呂)です。とにかくこのローマの歴史的建造物は大規模。5,6階建ての高さでかつスーパー銭湯よりも大きいお風呂って。近くには気持ちよく汗を流せるカラカラスタジアムもあります。

この辺りを含めイタリアには松の木が多いんだけれど日本の松とは違い、背丈が非常に高く葉の位置が上方に集中している。なぜだろう。


昼からはひたすら散歩ですね。ローマの休日でアン王女が夜に抜け出したバルベリーニ宮に立ち寄り、国立パスタ博物館には何故か入れず、日曜限定の蚤の市ボルゲットメルカートはすぐに見終わり、ポポロ広場では誰がのライブが開催されていて抜け出すのにも小一時間掛かり一苦労。ヤク中のゴロツキがいそうなティベレ川を南下し、ようやくサンタンジェロ城に辿り着きました。


それからはティベレ川の向こう側、トラスティベレ地区をウロウロしたり、入場時間の過ぎたサンタマリアコスメディン教会の外から真実の口(これ海神トリトンを模したマンホールだったらしい)を撮影したり、スーパーで買い物をしたり。夜はホテルのお湯が出なくて大変でした。


そして今朝はバチカンへ。150体の聖人像に囲まれたサンピエトロ大聖堂の内部は派手すぎると批難されても納得できる豪華絢爛さ。ドデカイ像の数々と金の装飾が迫力満点です。おぬは懺悔室で告解することなど何一つと無い清らかな人間(棒)らしいですよ。


市内にあるヴァチカン美術館とその中にあるシスティーナ礼拝堂では、ミケランジェロが創世から最後の審判までを描いた大天井画と大壁画を観ました。ほとんどが平面部分に描かれているはずなのに、質感がリアルで本物のカーテンや壁の起伏と見間違えます。アダムの創造ってなんで神の側の布が脳みそっぽい形なんだろう。この絵の写真撮影は禁止です。

他の美術館では観なかった動物の像や、天動説が定説だった頃の天球図なんかもあって面白かった。ここでは初めて国際学生証で割引(6ユーロ引き)が効きました。


それからはイタリア語訳された日本漫画の専門店StarShopや、おぬの希望によりゴッホ展、リソルジメントの資料を所蔵するヴィットーリオ・エマヌエーレ二世記念堂などなどを観て、スーパーに寄ってからローマを後にしました。

スーパーの商品も面白いです。フランス製ポッキーの商品名がMIKADOになっていたり、レッドブルのコーラ割りや低カロリー版があったり(しかも日本のより100円程度安い)で、物珍しくて興味を惹かれます。トマト味のポテチが美味しいです。毎日ホテルで摘んでます。



急ぎ足ですがローマ滞在はこんな感じです。文章と同様に実際の観光もかなり急ぎ足でした。ローマは繁忙期の京都みたいな混み具合です。次は冷静と情熱のあいだ。ゆっくりぶらぶらするのはフィレンツェまでとっておこうと思います。


それではまた、アリーヴェデルチ